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入手したので早速、第一印象を述べる。 本機に決めた理由としては、(1)主要な収録コンテンツの選択が良い。(2)成句の検索機能がセイコーよりもカシオが優れているという他のレヴュア(英語上級者)の意見を参考にした。 「ブリタニカ国際大百科事典 小項目」と「新和英大辞典(第五版)研究社」も収録され、2006年後半戦の英語最強機種の最前線にカシオも再び並んだ。「オックスフォード現代英英辞典(OALD)」が最新の第7版になった。 私は英語初級者なので、上級者用の英英のODEではなく、主に初級英英のOALDを使う。カシオがやっとOALD第7版を収録したので購入にふみきった。 OALDとならぶ非ネイティヴ用の初級英英として人気のあるコウビルドを本機は収録していないが、コウビルドに限らず非ネイティヴ用の学習英英は一般的に平易だが語の定義の精密さがない。私のような基礎の段階でこそ語義の精密な理解をするためにも、OALDのような基礎英英で類義語との差が釈然としないと感じたときは、ODEでの定義を苦労してでも読む必要があるかもしれない。OALD第7版の定義に用いる語は3000語(The Oxford 3000)の範囲に明示的に制限されてあり、定義語の語彙制限をしている面はコウビルドと同じだ。
 ネイティヴ音声の収録について 別商品の話だがOALD第7版の印刷冊子版にはCD-ROM版(Mac OS Xにも対応)が収録されたセットもあり、そのCD-ROM版にはネイティヴ発音が入っている、このデータをポケットIC辞書にも入れてほしいものだが、入っていない。 「ジーニアス英和大辞典」の見出し語1万5千語のネイティヴ音声を収録している。しかしジーニアス英和大に収録された見出し語のネイティヴ発音は北米発音のみだ。英(BrE)発音は入っていない。ブリティッシュ発音を入れたければ、追加コンテンツ(CD-ROM,残念ながらPC用、Macに非対応)の「ロングマン現代英英辞典(ネイティブ音声収録版)」なら英(BrE)発音(のみ)ネイティヴ音声を見出し語で約4万語収録しているそうなので、これを買足せばいいだろう。本体メモリ20MBに収まらないので、インストールには市販のSDメモリーカードが必要だ。対応メモリカードの型番は、マニュアル記述のほか、メーカーのウェブでも最新の動作確認情報がある。また、カシオの従来機種にも搭載されている合成音声による読み上げ機能があり、大まかに正しい発音で、ある程度は役立つ。 ジャンプ機能は「英単語ジャンプ」のほかに、仮名漢字にも対応した「スーパージャンプ」機能も持つが、(空白による分ち書きのない言語で語をわかつための)範囲指定を介したワードによるジャンプ機能はない。しかし相談窓口に訊くと、仮名・漢字の一文字のみ選択(白黒反転表示)からのジャンプであるが、たとえば「政治」という語のなかで「政」を選択(白黒反転表示)させてジャンプしても文脈にあった「政治」という語でジャンプしているということだ。仮名文字でも例えば「のちには」の場面で「の」を選択(白黒反転表示)して「スーパージャンプ」適用しても何かの分かちを読みとって、見出し語「のち」にジャンプしたりするようだ。(最長に一致するアルゴリズムだろうか?) 「スーパージャンプ」はボタン一個で作動し、「英単語ジャンプ」のほうがシフトが前提だが、このキー仕様は英英ではいいが英和・和英では煩わしい。 一般的に電子辞書は一本指で打たれることが多い道具だと思う。また、本体を両手持ちし、両オヤユビで打つことも行われるが、本機の場合、手や指の小さい人には、両オヤユビ打法には、やや広すぎるサイズだ。本機のQWERTY配列されたキーボードの大きさは、本体を机上に置き、きちっとホームポジションに両手を置いてブラインドタッチで打ってみると、私(大人・男性)の指で指同士がぴったり接しててしまうので、不可能ではないが窮屈だった。慣れれば便利かも知れない。子供か極細の指を持つ人なら容易だろう。人差指ホームポジションのFとJのキーに突起があることから、ブラインドタッチ打法も想定されていると考えられる。 また、両手をホームポジションに置かず、少し離して、ブラインド・タッチでなく、キーを見ながら両手打ちすることには問題ないサイズだ。 キーの感触は、真直ぐ沈まないプカプカした感触だ。押しかたによっては引掛りを感じるが、入力の邪魔というほどでもない。パソコンのような方式の他社(セイコー)の電子辞書のキーのほうは店頭でキートップが外れている品を目撃したことあり、丈夫さの面では、一般的な電卓のようなカシオのキーは安心感があると思っている。理想的な電子辞書のキーは、プカプカ感もなく且つ外れないものが一番いいと私は思うが、キャノンの電子辞書ならば、そういうしっかりとした作りの製品が多い気がする。 XD-GT9500は私にとって2台目の(IC式)電子辞書だが、1台目はキャノンで、作りのシッカリ感に満足した。 バックライトは最後の操作から30秒後に消灯するが。これは変更できない。検索中には問題ないが、例文を読むなどのような場面の途中では消灯しがちだ。バックライトのボタン自身は点灯継続の機能は持たない、点灯中にバックライトボタンを押すと消灯する。だからこういう場合の点灯継続にはその場面で操作が無効な他のキー例えば右移動キーなどを使うとうことになるか。 今見つかる欠点として、電池の蓋を開けると本体と別れる設計なのは悪い点だ。何の機械を買っても思うことだが、本機はそれだった。閉じた蓋は、わずかに緩みがあり、しっかりした感じがない。意図しない力で蓋が外れ落ちてなくすのがいやなので、着けたまま使用できるカバー・ケースがあれば安心できるかも知れない。 今回までは、デザインが悪いのは目をつぶることにした。蓋(液晶背面)の無駄な装飾など、カバーで隠すしかない。デザインを装飾のことだと思っているのかな。やれやれ。キーの押し感触の悪さも、はっきりしている。今後カシオに改善を期待したい。
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